ロボ・ジャパンを導入する開発パートナー選びのポイント

「ロボ・ジャパン」という用語を聞いたことがありますか?ロボット・⾃動運転・AI(⼈⼯知能)・IoT(モノのインターネット)の優れた技術を有する今後の活躍が期待できる企業・団体を示す総称です。

優れた技術を有するITエンジニアのニーズは高く状況で推移しています。

SIer(システム開発企業・団体のことです。)やインターネットWeb業界に限定されずに、製造分野・金融分野・小売り流通分野等の業界でITエンジニアの争奪戦が繰り広げられています。

ロボット・自動運転・AI・IoT・データサイエンティスト等の職種は、研究開発から技術を活かした製品開発を担うようになります。

数学・物理学・統計学を学ばれた方々が活躍する時代がやってきました。

特に製造業は効率化とマンパワー削減を目的に「工場内のIoT化」が推進され、ITエンジニアを必要としています。

これからは「製品にAIの最新技術の実装」「製品にIoTの最新技術の実装」「AI技術を導入したロボットの普及」に関係したサービスに関わるITエンジニアが求められます。

上記の技術を総合してサービスを提供することを「ロボ・ジャパン」と称するようです。

 

 

1.ロボ・ジャパンとは?

「ロボ・ジャパン」とは、ロボット・⾃動運転・AI(⼈⼯知能)・IoT(モノのインターネット化)等の優れた技術をもち合わせ、今後の活躍が期待できる企業・団体が、技術⾰新・産業構造の変⾰ができることです。

今後、⽣活スタイルの変化・働き方改革・働き方の多様化を対応できるビジネス・サービスの機能を持ち合わせているインフラ・サービス等に関わる企業・団体を「ロボ・ジャパン」と称しています。

但し、「ロボ・ジャパン」を定義する基準や規定はなく、アバウトな枠組みです。

政府による「ロボット新戦略」は、国内のロボット市場規模を現状の約6,500億円から約4倍の約24兆円へと拡大を目指しています。

そのため、AI・人工知能が搭載・実装したロボットの市場が急速に拡大しています。

たとえば、後の章で紹介しますが、農業分野では耕作物の育成から収穫までを全てロボットが担うケースも出始めています。

また、製造分野ではAIの搭載で、画像認識技術が活用され生産効率をアップすることができるようになりました。

AI・ロボットが自身の生活に密着したアイテムになる未来は、遠くはないかもしれません。

これから「ロボ・ジャパン」と称される最新機能の導入事例を紹介していきます。

 

 

2.ロボットとAI機能の重要性

ロボットとAI機能の重要性を紹介します。

AI・人工知能は、大量のデータから人類が見つけることのできないような規則性を見つけ出して、人類と同じような能力を発揮します。

導入が進んでいるAIの要素技術はディープラーニング(深層機械学習)です。

現在の進歩状況は、画像認識技術の発展で、人類の眼の機能をロボットが担うようになりました。

 

 

3.ロボットの活用はIoTやセンシング(情報を獲得するシステム)が重要です

ロボットの活用はIoTやセンシング(情報を獲得するシステム)技術が重要です。

AI(人工知能)がインターネットWebで発展をしてきた理由は、大量のデータを蓄積するコンピューターハードウェア・通信インフラの能力向上でした。

今後、AIがロボットとして市場に投入されるために、インターネットWebと同じように大量なデータが必要になります。

さらに、実績データがない場所での行動・不測の事態への対応ができるよう、機械学習の強化をしてアルゴリズムの活用になります。

たとえば、第一次産業(農林水産業)でロボットを導入するとき、目となる装置と気温や湿度を計測するセンサーの実装が必要になります。

AIが頭脳(脳的役割)だとすればセンサー・IoT機器は五感(皮膚的役割)です。

AI・ロボットの発展は、センシング技術(情報を獲得するシステム)の発展が同期をとりながら進歩していきます。

 

 

4.AI機能が搭載されたロボット導入事例

AI機能を実装したロボットの導入事例を紹介していきます。

AI・人工知能を活用したロボットの特徴は、画像認識技術の発展です。

画像認識技術は人類の視覚の役割を担う重要なパーツとして位置づけられています。

 

4-1.農業分野

農業分野のロボット導入事例を紹介します。

AI機能で農作物についた害虫を認識して、ピンポイントで農薬を散布するドローンが導入され始めました。

広大な農地を、高度から赤外線カメラやサーモカメラで農地を撮影して、画像を分析します。

害虫を発見したとき、すれば降下して害虫に直接農薬を散布するようプログラミングされています。

従来の農薬は農地全体に広範囲に散布していました。

ロボット導入により、使用量を削減して環境に優しい農業ができます。

次に、広大な農地から雑草を自動で除去するロボットの導入です。

カメラで撮影された画像を基に雑草と農作物を識別して、雑草を除去します。

従来は、人力で多くの時間・労力を費やしていた雑草除去作業が削減・軽減されました。

 

4-2.製造分野

製造工場分野のロボット導入事例を紹介します。

自動車を自動で生産するロボットが導入されています。

捜査員がコマンドを入力すると、組み立て部品の輸送・塗装・組み立てまでを全自動で生産するようになりました。

生産効率の向上・人件費の削減・作業ミスの軽減に大きく貢献します。
次に、ベルトコンベアから流れてくる産業廃棄物から資源を選別し、回収するロボットが導入されています。

24時間稼働することができため、コスト削減や選別ミスをなくして、効率的な運用をします。

さらに、危険な産業廃棄物の選別作業を作業員(人力)からロボットに移管することで、作業員の危険作業をなくし安全管理に貢献します。

 

4-3.飲食業分野

飲食業分野のロボット導入事例を紹介します。

飲食店の調理師のように料理をするロボットが導入されています。

材料の下処理やソース作りを含む、詳細な作業を担います。

できた料理の品質も高く、作業ミスがありません。

飲食業向けロボット導入が進むことで、飲食店の営業効率が大きくアップします。

 

4-4.医療分野

医療分野のロボット導入事例を紹介します。

従来の外科医による手術をロボットが自動かつ正確に処置できるようになりました。

さらに患者様への身体的な負担が軽減されるのです。

遠隔操作でロボットを活用した処置に導入が始まっています。

医療従事者人材が不足しているなかで、外科手術の自動化ロボットの活用は大きな期待が寄せられています。

 

4-5.物流流通分野

物流流通分野のロボット導入事例を紹介します。

物流倉庫の商品の取り出し(ピッキング)・移動をロボットが自動で行い、出荷する商品を検品者(人力)まで運びます。

物流倉庫内の商品の入出庫・移動作業をロボットが担います。

人力を要さないため作業効率がアップと人件費経費の削減に大きく貢献します。

 

4-6.宿泊業分野

宿泊業分野のロボット導入事例を紹介します。

今回は、ホテルのルームサービスのロボットを紹介します。

お客様は客室からオーダーすることで、ロボットがフロントから客室までオーダー品を運搬します。

ホテルは高層建築が多くありますが、階の移動はエレベーターを使用して運搬するようプログラミングされています。

宿泊業分野のロボットはルームサービスの運搬だけではなく、フロントの接客・清掃・警備対応の機種が導入されています。

 

4-7.警備・保安分野

警備・保安分野のロボット導入事例を紹介します。

海外で運用が開始された完全自動型の警備ロボットは、本体に実装したカメラで不審者を特定して、その映像を警察署に送信することができます。

不審者の拘束・確保はできません。

警備ロボットは、主に観光地で導入されています。

 

4-8.建設分野

建設分野のロボット導入事例を紹介します。

ドローン・3Dレーザースキャナー付きのロボットが建設現場を巡回して点群を収集します。

収集した情報をBIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング=建築物をコンピューター上の3D空間で構築し、企画・設計・施工・維持管理に関する情報を一元化して活用する手法です。)と照合して、作業の進捗状況・建築ミスがないか確認します。

遅延・建築ミスを発見したときは、現場の責任者の警告メッセージを伝送します。

生産性が38%アップ、経費が11%ダウンしています。

 

 

5.ロボ・ジャパンを導入する開発パートナー選びのポイント

ロボ・ジャパンでは、AI機能を搭載したロボットによる作業の自動化・効率化が多くの業界で進んでいます。

AI機能を搭載したロボットの重要な技術は「画像認識」技術です。

深層機械学習(ML)の技術を活かすことで、ロボットが人類の視覚を担い、モノの認識と分析・異常検知などを行います。

今後AI機能を搭載したロボットが進化することで、人材不足問題の解決・危険な作業を削減することができます。

開発パートナー企業を選択するときは、各業界に特化したロボットを扱う企業になります。

既存システムとの連携をしないと効率的ではありません。

既存システムを導入した開発パートナーを交えて、ロボ・ジャパン企業を選択しましょう。

 

 

まとめ

「ロボ・ジャパン」ではロボットが進化することで、作業人材不足の解消・3K作業を削減すると期待されています。

 

 

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