Windows11へのアップデートを支援する開発パートナー選びのポイント

アメリカ合衆国のマイクロソフト社(Microsoft)は、2021年6月24日に「Windows 11(ウィンドウズイレブン)」を発表しました。

現在の「Windows 10(ウィンドウズテン)」の後継となるOS(オペレーティングシステム)で、2021年秋にリリースされました。

現在使用中の「Windows 10」はいつまで使えるでしょうか?「Windows 11」がリリースされたのちも、「Windows10」は継続利用できます。

ただし、利用期間に制限がありませんが、「Windows10」のサポート期間終了後には、マイクロソフト社(Microsoft)から自動更新ドライバが提供されなくなります。

最近では「Windows7」のパソコンをお使いのご利用者様がおりますが、マイクロソフト社(Microsoft)のサポートは2020年1月14日に終了しました。

その後のセキュリティー対策が十分といえなくなりました。

「Windows 10」の自動更新アップデートは2025年10月が終了予定です。

「Windows10」のサポートは、2025年10月14日で終了することをマイクロソフト社(Microsoft)が発表しています。

その後は「Windows10」の自動更新ができなくなるため、ウイルス攻撃への対策等が万全な状態ではなくなり、セキュリティー対策が十分といえなくなります。

「Windows11」のリリース直後には、全面交換することは厳しい状況ですが、後々「Windows11」を導入する必要性に迫られるようになります。

マイクロソフト社(Microsoft)のビジネスモデルなのです。

「Windows 11」は、現在「Windows 10」のパソコン利用者に無償アップグレードが配信されるようです。

しかし、マイクロソフト社(Microsoft)が用意したスペック(要件・動作条件)を満たす必要があります。

そのスペックとはなにか? パソコンを「Windows11」OS搭載の機種に買い替える必要があるのか? 紹介していきます。

 

 

1.「Windows 11」はどのようなOSなのでしょうか?

「Windows 11」は「Windows 10」の後継OS(オペレーティングシステム)です。

OSの中核は「Windows 10」をベースにしていますが、ユーザーインタフェース(UI:人々とパソコンを繋ぐ機能=画面・キーボードなど)を改新し、画面内容が大きく変わりました。

最もわかりやすい箇所は、タスクバーのアイコン類が中央に寄せられていることです。

「Windows」ロゴのアイコンを押すと出てくる「スタートメニュー」の表示内容も改新されました。

また、よく使うアプリケーション・よく開くファイル(ワード文章、表計算シート、プレゼンテーションコンテンツなど)が定形化している利用者には使いやすくなります。

「タスクバーのアイコンが中央寄りなのは違和感を覚える」という利用者向けに、従来通りの左寄せに変更すること(設定変更が必要になります)もできます。

また、それぞれのアイコンのデザインが改新されました。

ウィンドウのデザインは基本的に「Windows 10」がベースになっていますが、四隅が丸みを帯びように変更されました。

「Windows10」から「Windows11」への改新項目を紹介します。

第1に「スタートメニュー」です。

タスクバーのアイコンは標準で中央寄せに改新されました。

「スタートメニュー」の表示内容とアイコンデザインが変更になりました。

第2に画面デザインです。

画面デザインは「Windows 10」版を踏襲しています。

画面デザインは四隅が丸く表示されるようになりました。

第3に画面表示の最大化です。

画面を「最大化」「元のサイズに戻す」のアイコンにマウスポインターを持って行くと、画面表示のレイアウト候補が表示されます。

適宜な画面レイアウトを選択すると、ウィンドウ画面が調整されます。

第4に「ウィジェット」の復刻です。

「ウィジェット」とは、画面上ひと目で様々な情報を確認することができる小型のアプリケーションを示します。

主に天気予報・カレンダー機能・時計表示・最新ニュース・バッテリー残量等を表示するケースが多いようです。

「ウィジェット」機能は「Windows7」に実装されていたアプリケーションでした。

その「Windows 7」版のアプリケーションから、別のアプリケーションに改新されました。

カレンダー・時計・タスク・最新ニュースを集約して画面表示されます。

第5に「Microsoft Store」が改新されました。

アプリケーション・コンテンツの検索が容易になりました。

「Adobe Creative Cloud」「Zoom」等の人気アプリケーションを「Microsoft Store」から購入・設定できるようになりました。

第6に「Amazon Appstore(Amazonアプリストア)」に掲載されているAndroid用のアプリケーションソフトウェアが利用できるようになりました。

Androidスマートフォンで使っているアプリケーションが使用できます。

 

 

2.「Windows 11」の「動作要件」は意外と厳しい?

前章で紹介しましたが、「Windows 11」は「Windows 10」がベースです。

基本的に「Windows 10」が稼働しているパソコンであれば「Windows 11」が稼働する前提です。

しかし、「Windows10」のリリースは2015年です。

リリースから6年経過していますので、パソコン本体のスペックやセキュリティーに関する要件が機能アップしてします。

そのため「Windows11」へのアップデートに関して厳しい要件があるようです。

マイクロソフト社(Microsoft)のホームページに現在ご使用のパソコンを「Windows11」にアップデートできるか否かを診断する調査Webサイト画面があります。

是非ともWebサイト画面を利活用してみましょう。

無償アップグレードの条件を紹介します。「Windows11」へ無償アップグレードには下記の条件があります。

①プロセッサ: 1GHz以上、2コア以上の64ビット互換プロセッサ、またはSystem on a Chipが搭載されていることです。

②メモリ:4GB以上が必要です。

③ストレージ(データを記憶して保存するハードディスクなど):64GB以上が必要です。

④グラフィックスカード :Direct 12以上に対応していることです。

⑤ディスプレイ:対角サイズ9インチ以上で8ビットカラーの高解像度ディスプレイ(720p)です。

⑥TPM(トラステッド・プラットフォーム・モジュールバージョン=パソコンのセキュリティーの改善のための半導体チップです。):TPM2.0であることです。

⑦インターネットとMicrosoftアカウント:デバイスのセットアップの完了にはインターネット接続とMicrosoftアカウントが必要になります。

以上が「Windows11」に対応するためのスペックです。

プロセッサ(CPU・ICチップ・MPUと呼称されます)・メモリ・ストレージは、近年購入したパソコンならば、要件を満たしています。

しかし、「Direct 12以上のグラフィックスカード」「TPM2.0」への対応は、最新のパソコンであっても実装されていないケースがあり得ます。

特にプロセッサ要件は、最重要要件といえます。

①インテル第8世代Core以降の製品、②AMDではRyzen2000以降の製品が必要です。

上記2要件に該当しないときは、パソコン本体を購入することになります。

「Windows11」がリリースされてすぐにアップグレードできるのか、確認するための重要なポイントです。

上記で紹介しましたが、無償アップグレードへの対象か調べる方法はマイクロソフト社のホームページに「Windows11」にアップデートできるか否かを診断する調査Webサイト画面があります。

このWebサイト画面を利用して確認してみましょう。

 

 

3.パソコンを買い換えないとダメなのでしょうか?

前章で紹介しましたが、「Windows10」から「Windows11」へのアップデートの要件は、当初に想定されていたスペックよりも「厳しい要件」といわれています。

この2年~3年前に(2018年~2021年の間)に出荷されたパソコンでも「Windows11」へのアップデートできない可能性があり得ます。

「Windows11」へのアップデートするにあたり重要なポイントが、製品出荷時のスペックに左右されることです。

たとえば、CPUは「インテルコアi7」であるが、メインメモリの実装が2GBであると、要件を満たしていないとされ「Windows 11」にアップデートできなことがあり得ます。

一般的にパソコン・タブレット端末の耐用年数は5年といわれています。

現在のパソコンを5年以上お使いの利用者は、最新のスペックをもつパソコンに買い替えることを検討してみましょう。

自信が無い方は身近にパソコン知識が豊かな方々へ相談してみることをお勧めします。

また、身近にパソコンに詳しい方々いないケースは大手家電量販店のサポートコーナーやユーザーサポート窓口に出向き、相談してみましょう。

 

 

4.Windows 10パソコンは「今」買っても大丈夫?

2021年10月に「Windows11」がリリースされているにもかかわらず、「今、Windows 10パソコンを買っても大丈夫なのだろうか……?」と悩む利用者がいると思います。

大手のパソコン製造メーカーは、現在販売中の「Windows 10」パソコンは、「Windows 11」アップデートできるスペックの製品になっています。

大手のパソコン製造メーカーは「Windows 11」のサポート情報をWebサイトで公開しています。

事前にチェックしてから行動しましょう。

下記に該当するパソコン製造メーカーを紹介します。

①NECパーソナルコンピュータ(パーソナル製品/ビジネス製品)

②日本エイサー

③日本HP

④VAIO(SONY)

⑤富士通クライアントコンピューティング

⑥レノボ・ジャパン

 

 

5.Windows11へのアップデートを支援する開発パートナー選びのポイント

Windows11へのアップデートを支援する開発パートナーは、99%以上が「Windows11」へのアップデートをするか?製品出荷時に「Windows11」と「Office 2021」をインストールしたハードウェアを発売します。

今回は、開発パートナー選びのポイントがなく、「Windows11」の利用をお勧めします。

 

 

まとめ

「Windows11」は「Windows10」がベースになっています。

そのため操作性に大きな相違点が無いようです。

しかし「Windows10」のメーカーサポートは2025年10月14日で終了することを忘れないでください。

 

 

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