
クラウドソーシングで外注するメリット・デメリット
近年クラウドソーシングで仕事を発注、受注するケースが増えています。
発注者と受注者の間にクラウドソーシング業者が入ることにより、トラブルを防ぐことができます。またそのほかにもメリットがあります。
しかし逆にデメリットもあるので、この記事では詳しく説明していきます。
目次
クラウドソーシングとは
クラウドソーシングとはアウトソーシングの形態の一つですが、一点大きく違うところがあります。
アウトソーシングは特定の業者や個人に業務を委託するのですが、クラウドソーシングは特定の人ではありません。
クラウドソーシング業者に業務を依頼しておいて、受注してくる人の中から受注者を決めます。
クラウドソーシングでの流れ
クラウドソーシングでの流れを簡単に説明していきます。
まず数あるクラウドソーシングサービスに発注者として登録します。
本人確認を要求してくるケースもありますが、基本的に手間はかかりません。
クラウドソーシングサービスに登録が終わったら、つぎに案件の内容や報酬金額、納期などを記載していきます。
案件を登録したあとは、応募者が来るのを待ちます。
応募者が来たら、その応募者のプロフィールやこれまでの実績などを確認し連絡をとります。
よく案件の内容や納期などをもう一度やりとりするようにしてください。
基本的に顔合わせをしないので、この時点でお互いにずれが内容にやりとりをすることが重要です。
お互い条件などに同意をしたら契約をして、クラウドソーシングサービスに報酬額を借り払いします。
これは一時的にサービスに預けているだけで、納品をして検収をした時点で手続きをしてはじめて受注者に報酬がわたります。
つまり検収ができない状況であれば、支払は必要ありません。
最後の仮払い額すべてが報酬となるわけではなく、一定の割合クラウドソーシング会社への手数料が含まれています。
このようにクラウドソーシングを利用する方法は決して難しくありません。
クラウドソーシングで外注するメリット
クラウドソーシングで外注するメリットは以下の点があげられます。
- 人材採用コストを抑えられる
- 必要な時に人材を確保できる
- 業務が遂行されない場合支払が戻ってくる
- 受注者の評価がわかる
- トラブルがあった場合対応してくれるケースがある
- 受注者がすぐ見つかる
人材採用コストを抑えられる
クラウドソーシングは、人材採用コストはクラウドソーシング業者に対する手数料だけです。
案件ごとに20%前後手数料がかかることが多いです。
しかしそれでも人材採用コストと比較したら大きくコスト削減ができます。
また人材を採用する際、もしその人材が入社しなかったり、途中で業務をやめてもコストが戻ってくることはありません。
しかしクラウドソーシングであれば、仮払いはありますが検収するまで費用を支払う必要はありません。
必要な時に人材を確保できる
「突然エンジニアが辞めてしまった」「プロジェクトの規模が大きくなった」などの理由でエンジニアの確保が必要になるときがあるます。
人材採用するまでには時間がかかるのですが、クラウドソーシングであれば、即材に人材を確保できます。
中には「本日発注して、明日までに納品」といった案件を食らうソーシングで見ることもあります。
さすがにこれはエンジニアの案件ではありませんが、しかしこのように急募の案件でも人材の確保をすることができます。
業務が遂行されない場合支払が戻ってくる
クラウドソーシングで案件を依頼する場合、先にクラウドソーシング業者に仮払いをします。
そのあと業務が終了したときに受注者に報酬が支払われる仕組みです。
受注者の評価がわかる
クラウドソーシングによって異なりますが、受注者のこれまでの実績や評価がわかることがほとんどです。
発注者側からのコメントを見ることができるので、受注者を選ぶ時の参考にすることができます。
トラブルがあった場合対応してくれるケースがある
クラウドソーシングであっても、基本的にトラブルがあった場合は受注者と発注者の相手でやりとりが必要です。
しかし連絡が取れなくなった場合や悪質なトラブルになった場合、クラウドソーシングが間に入ってくれることがあります。
受注者がすぐ見つかる
クラウドソーシングサービスによっては、多くのITエンジニアが登録しているケースがあります。
そのため受注者は比較的すぐに見つかりやすい環境です。受注者を探すための労力が必要ありません。
クラウドソーシングで外注するデメリット
ここまでクラウドソーシングで外注するメリットを説明していきましたが、デメリットもあります。
主なデメリットは以下のような点があげられます。
コストがかかる
クラウドソーシングは案件ごとに、クラウドソーシングの運営事業者に手数料を支払う必要があります。
10%前後の手数料の支払が必要になり、コストがかかります。
品質の幅が大きい
クラウドソーシングを受けてくれる受注者は様々です。
顔が見えないと言うのもあり品質が高い人もいれば残念な方も多いと言うのも実情です。
受注者の評価があるとはいえ、その部分でのブレは大きいです。
向いている仕事と不向きな仕事がある
クラウドソーシングでは複数の人に実施してもらうタイプの仕事などは圧倒的に向いています。
ただ、この仕組みを確実に仕上げて欲しいなどのものは受注者の方によってばらつきありますし、さらにはその仕事が継続してメンテナンスが必要であるとすると、「継続前提」などの文言を入れてもそこは対応難しい場合があります。
まとめ
ITエンジニアを外注する方法の一つとしてメリット・デメリットを踏まえた上でクラウドソーシングの実施も検討されると良いかと思います。
また、企業として利用するのであれば仕事の内容によって源泉徴収などきちんと確認しておく必要があります。
そう言った部分も含め発注側にもある程度のノウハウや依頼スキルも要求されますので他の評価の高い発注者の方など確認しながら仕事を依頼していきましょう。
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