
パソコンやシステムがウイルス感染しているか調べる方法とは?
パソコンやシステムがウイルス感染してしまうと、パソコンが使えなくなったり情報が漏洩したりといろいろなトラブルになってしまいます。
そのため早急な対応が必要なのですが、パソコンがウイルス感染しているかどうかの判断が必要になります。
ここではパソコンやシステムが、ウイルス感染しているか調べる方法を紹介していきます。
どんなきっかけでウイルス感染しているかわからないので、定期的に調べることをおすすめします。
ウイルス感染とは
そもそもウイルス感染とはどのようなことをいうのでしょうか。
以下のような内容があげられます。
データを盗み見られたり悪用されたりする
インターネットからファイルをダウンロードし、インターネットを不正に利用する行為をフィッシングといいます。
フィッシングは、偽のウェブサイトを使って被害者を騙し、悪意のある添付ファイルを開かせたり、個人情報を提供させたりする、高度に洗練された悪意のある行為です。
受信したメールからウイルス感染することも
友人、知人、家族に加えて、仕事でPCを使ってメールを送っていた場合、知らない間にメッセージが送られ、ウイルスが拡散してしまう危険性があります。
これは、ウイルス感染につながりやすいパターンとして、受信したメールの宛先を確認せずに添付ファイルを開いたり、URLにアクセスしたりすることが多いことが原因となっています。
突然脅迫的な画面がでることも
突然PCに脅迫的な画面がでることがあります。
この画面がでる主な原因がランサムウェアとよばれるウイルス感染です。
ランサムウェアとはシステムや端末に保存されているデータを暗号化して操作できない状態にしておいて、身代金を要求してきます。
この身代金を要求する内容が、突然ポップアップとして登場するのが一般的なランサムウエアのやり方なのです。
これまでも多くの企業が被害にあっています。
この表示が出たら落ち着いて、警察に相談する必要があります。
ウイルス感染したら出る症状
ウイルス感染したから調べるには、以下のような方法があります。
PCが普段と違う動作をする
PCの動作が遅くなったり、フリーズしたりする場合は、ウイルスに感染している可能性があります。
PCの起動速度をチェックしてみましょう。
ベンチマークを実行して、PCの速度を強調することが重要です。
PCの起動速度が通常よりも遅い場合は、PCが感染している可能性があります。
ウイルス対策ソフトを使う
システムを攻撃する悪意のあるプログラム(マルウェア)を識別するには、ウイルスバスターなどのソフトを使うことが一般的です。
ウイルスにできだけ感染しないようにし、また感染した時でもすぐに発見することが重要です。
ウイルス対策ソフトで検索をすると、ウイルスに感染しているかどうかわかることが多いです。
ウイルス感染をする原因とは
ウイルス感染をする原因は以下のようにいくつか考えられます。
- メール添付される
- URLを載せ誘導する
- ログインIDやパスワードを入手する
- ウイルス対策ソフトを無効化
- 身に覚えのないメールを開いた
メール添付される
メールに添付されるファイルなどがウイルス感染の原因となっているケースが多いです。
このため見覚えのないファイルなどは、開かないようにすることが重要です。
つまり一人ひとりが気を付けていないと、ウイルス感染は防げないということです。
企業によっては、メール添付ファイル自体をNGにしている場合があります。
現在はデータを共有する方法は、チャットツールやデータボックスなどさまざまな方法があることから、メール添付ファイル自体を見直すことも必要でしょう。
URLを載せ誘導する
メールにURLを載せることで、ウイルス感染させるウエブページに誘導しているケースもあります。
いかにも怪しい内容の場合もありますが、いかにもクライアントやお客様からの問い合わせに似せた場合もあり、十分に気を付ける必要があるのです。
ログインIDやパスワードを入手する
ログインをして個人情報をみられるサービスが多いのですが、これらを入手して情報を盗み出すケースもあります。
特にECサイトなどに登録しているクレジットカードの番号などが抜かれると、不正に利用されるケースが多いので注意が必要です。
ウイルス対策ソフトを無効化
現在ではほとんどのパソコンにウイルス対策ソフトをインストールしているのではないでしょうか。
しかしこれらのソフトを無効化される被害が見られています。
他にもウイルスがさまざまな監視を通過することにより、内部にまで侵入してきているのです。
身に覚えのないメールを開いた
ハッカーは任意のテキストファイルで送信されたコマンドをリモートデバイスで実行するためのコマンドを含んだウイルス添付の電子メールを送信することができます。
これは、攻撃を実行するための非常に柔軟で汎用性の高い手法です。
ユーザーは、不審な電子メールが、攻撃者が先週送信した電子メールの返信に似ていることに気づき、疑われないようにするために、添付ファイルをクリックしてコマンドを実行してしまうことがあります。
攻撃者が組織的な攻撃を行っている人物であり、標的となる組織から信頼されている場合、攻撃者は被害者のコンピュータの電子メールアカウントを利用して、任意のテキストファイルで送られてきたコマンドを遠隔地の機器に実行させるコマンドを含んだウイルス添付の電子メールを送信することができます。
これは、攻撃を行う上で非常に柔軟で汎用性の高い手法です。
このようにさまざまな方法でウイルス感染をするメールを送ってくるので、身に覚えのないメールは絶対に開いてはいけません。
ウイルス感染の影響
ウイルス感染をしてしまうと、いろいろな影響があります。
以下のような影響があるので、十分気を付けてください。
- 情報漏洩につながる
- パソコンやシステムが使えなくなる
情報漏洩につながる
ウエブやシステムで管理している情報が、漏洩してしまったといったニュースをよく見ます。
そのためウイルス感染をすると、情報漏洩をまず疑う必要があるのです。
情報漏洩は以下のように個人情報保護法でも定めらえており、場合によっては営業が難しくなるケースもあるのです。
(利用目的の特定)
第十五条 個人情報取扱事業者は、個人情報を取り扱うに当たっては、その利用の目的(以下「利用目的」という。)をできる限り特定しなければならない。
2 個人情報取扱事業者は、利用目的を変更する場合には、変更前の利用目的と関連性を有すると合理的に認められる範囲を超えて行ってはならない。
(利用目的による制限)
第十六条 個人情報取扱事業者は、あらかじめ本人の同意を得ないで、前条の規定により特定された利用目的の達成に必要な範囲を超えて、個人情報を取り扱ってはならない。
2 個人情報取扱事業者は、合併その他の事由により他の個人情報取扱事業者から事業を承継することに伴って個人情報を取得した場合は、あらかじめ本人の同意を得ないで、承継前における当該個人情報の利用目的の達成に必要な範囲を超えて、当該個人情報を取り扱ってはならない。
3 前二項の規定は、次に掲げる場合については、適用しない。
一 法令に基づく場合
二 人の生命、身体又は財産の保護のために必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき。
三 公衆衛生の向上又は児童の健全な育成の推進のために特に必要がある場合であって、本人の同意を得ることが困難であるとき。
四 国の機関若しくは地方公共団体又はその委託を受けた者が法令の定める事務を遂行することに対して協力する必要がある場合であって、本人の同意を得ることにより当該事務の遂行に支障を及ぼすおそれがあるとき。
引用:個人情報取扱事業者の義務
つまり情報を漏洩してしまった場合、個人情報保護法にのっとった対策をしていないと罪となってしまいます。
それほど個人情報の取り扱いには注意が必要なのです。
パソコンやシステムが使えなくなる
パソコンやシステムがウイルス感染をすると、パソコンやシステムが使えなくなることもあります。
勝手に情報を操られるケースもあり、もとに戻すことを引き換えに脅迫してくるケースも少なくありません。
ウイルス感染を防ぐために
さきに申し上げると、確実にウイルス感染をしているか調べる方法はありません。
しかし「ウイルス感染する可能性を低くする」方法があります。
- Windows Updateを実施してみる
- ウイルス対策ソフトの更新
- 見覚えのないメールを開かない
- 添付ファイルにパスワードをかける
- ファイル送信をしないで共有できるツールを使う
Windows Updateを実施してみる
Windows Updateにはセキュリティ対策も含まれており、最新のセキュリティ対策をアップデートすることでウイルス感染をしているか調べることができます。
この方法はWindowsのパソコンであれば誰でもできることであり、対応することをおすすめします。
ウイルス対策ソフトの更新
ウイルス対策ソフトは、常に新しいウイルスなどの情報に対して対策をしたものをアップデートしています。
そのためせっかくウイルス対策ソフトを入れているのに、最新の状態にしていないともったいないです。
ウイルス対策ソフトは常に最新の状態にしておいてください。
自動的に最新版にアップデートする方法もあるでしょう。
見覚えのないメールを開かない
誰もができるウイルス感染の対策は、まず見覚えのないメールを開かないことです。
いまだにメールを通してメールに載せたURLや添付ファイルなどにウイルスをしのばせているケースが多いです。
いかにもクライアントから来ているメールのような文面で送ってくることもあるので、身に覚えのないメールは絶対に開かないようにすることが重要です。
また社内で必要のないWEBサイトを見ることもNGであるケースが多いです。
添付ファイルにパスワードをかける
どうしても添付ファイルを送信する場合は、添付ファイル自体にパスワードをかけることも重要でしょう。
しかしこの方法であっても、ウイルス感染することはあるのでできるだけ利用しないのが一番です。
ファイル送信をしないで共有できるツールを使う
そうはいっても、データの共有は必要事項である企業が多いでしょう。
そこでファイル送信をしないでデータを共有できるツールを使うことができます。
チャットツールや、オンライン会議用のツール、ソフトなどさまざまなものでデータの共有が可能となっています。
まとめ
ウイルス感染が大きな問題になっており、場合によっては営業ができなくなってしまったり、損賠賠償につながるほどの影響があります。
しかしこれらを防ぐためには、一人ひとりがウイルス感染に対して意識をしなければなりません。
企業でもITリテラシーの一環として、教育をする必要があるでしょう。
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