
DXに向けてツールを導入する際のポイント
経済産業省が2018年に発表したレポートによると、2025年までに企業がDXに取り組まないと年間12兆円の経済損失が起こる可能性があります。
参考記事: https://www.meti.go.jp/press/2018/09/20180907010/20180907010-3.pdf
DXとは、IT技術によりビジネスモデルや生活を変革することです。
現在、さまざまな企業がDXに向けてツールを導入。
この記事では、DXにツールを導入するメリットやポイントを解説します。
労働人口が減少している日本では、IT技術の活用は必須です。
DXツールの導入を検討している方はぜひ、参考にしてみてください。
目次
DXとは?
DXとは、Digital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)の略です。
そのまま略すとDTですが、「Trans」は「交差する」という意味があるため、交差を表す「X」を用いてDXと表現します。
DXの意味は、デジタル技術を活用し、企業体制や事業を変革し、生産性や競争力を高める取り組みです。
DX推進には時間がかかり、短期間でデジタル変化するわけではありません。
ツールやソフトウェアを導入し、少しずつDXをおこないます。
DX推進に関する詳しい情報は下記の記事で紹介しているため、気になる方はご覧ください。
DX開発パートナー記事内部リンク
DXにツールを導入するメリット
DXにツールを導入するメリットは、以下の2つです。
- 新しいビジネスモデルの提供
- 働き方改革ができる
では、2つのメリットを解説します。
新しいビジネスモデルの提供
インターネットやデジタル技術を活用し、顧客情報を収集し分析すると、人々の生活をより豊かにできる便利な商品やサービスを開発できます。
インサイドセールスにより見込み客に効率よくアプローチできれば、従来では見落としていた顧客を発見し、販売促進を進めることもできるでしょう。
従来のビジネスモデルは大量生産でしたが、DX時代のビジネスモデルは顧客体験です。
SNSなど顧客との接点が多い現在では、いかに顧客のニーズを満たせるかが重要となります。
働き方改革ができる
近年、働き方改革を取り入れる企業が増えています。
残業や労働時間の削減、在宅勤務など現在は従来と比較すると働きやすい環境といえるでしょう。
働き方改革の実現には、ツールの導入が不可欠です。
クラウドサービスを利用して、データを共有したりビジネスチャットを利用して簡単にコミュニケーションが取れたりと、ツールにはとさまざまな活用方法があります。
デジタルルールを導入すると、従業員の満足度が上がるだけでなく、業務の効率化による生産性向上や無駄な時間・コストの削減が可能です。
DXにツールを導入する際のポイント3つ
ツールにはさまざまな種類があり、自社の課題に合ったものを選択する必要があります。
ツールの導入にはコストがかかるため、できるだけ失敗したくないですよね。
そこで、ツールを導入する際に抑えるべきポイントを3つ紹介します。
ツールの使用感を確認
ツールを使用するのは、基本的に現場の従業員です。
エンジニアなどIT人材しか使用できないようなツールを導入してしまうと誰も使用できず、DXは失敗します。
ツール導入の決定は、経営層やIT人材の場合が多いですが、現場の従業員にとって使いやすいか確認する必要があるでしょう。
また、ツール導入後のサポートをしっかりと受けられるかも確認しておくと、運用し始めてから何かトラブルが起きたとき安心できます。
他のツールとの連携を確認
業務の効率化や自動化を目的とするDXツールの導入は、現在使用しているシステムやソフトウェアと平行してツールを利用することが前提です。
使用しているツールと導入したツールが上手く連携できないと、業務の効率化ができない可能性があります。
そのため、DXツールの導入前に現在使用しているシステムやツールを把握し、導入予定のツールが対応しているか確認しましょう。
自社の課題に合ったツールか確認
DXツールの導入前には、自社の課題を把握し、改善すべき業務を見つけ出しましょう。
業務フローを確認できたら、DXツール導入後に、業務が効率化・自動化し生産性が向上するか見極める必要があります。
DXツールを導入しても、成果が出なければ意味がありません。
コストがかかるDXツールの導入で失敗しないためにも、効率化・自動化したい作業を明確にし、自社の課題に合った最適なツールを選ぶ必要があります。
DXツールの導入は、あくまでDXを実現する手段であり目的ではありません。
DXツールの導入により、どんな成果を生み出しどんな課題を解決できるのか明確にしましょう。
最適なDXツールを導入する際は、ITに強い人材に相談すると適切な選択ができます。
DXツール導入に向けてITパートナー探しをされるのであれば
DXツール導入に向けてパートナー探しをされるのであれば「システム開発コンシェルジュ」で是非ご相談いただければと思います。
以下のフォームより開発でご相談いただきたい内容などご相談ください。